市議会質問----羽曳野市議会議員 新岡健志
 
2001年10月議会質問
 

平成13年第3回 10月定例会 一般質問(10月15日)

 



質問概要

(1)住みよい都市環境の整備について

     @アダプト制度の導入について

     A環境美化条例について

◆質問

  発言通告書の内容に基づきまして、また、それに1点だけ関連させていただきまして質問させていただきます。この関連につきましては、福谷市長、お考えをよろしくお願いいたします。

  平成13年度の市政運営方針、「維新」そして「新たな夢」の中の「住みよいまちづくり」に関連して質問させていただきます。

  新しい世紀を迎えて最初のこの1年、激動の中に残り2カ月余りとなってまいりました。

  私、羽曳野市にお世話になってことしで18年、この9月、市会議員として初当選させていただきました。市民の皆様の目線に立って、市民の皆様のお役に立てるよう全力で頑張ってまいりたいと決意いたしております。ご指導、ご鞭撻、よろしくお願いいたします。

  私、今まで建築士として、住宅の設計を通じてまちづくりに携わってまいりました。都市基盤の整備と魅力あるまちづくりについて、今後の羽曳野市の発展を心から願っている一人でございます。

  さきの市政運営方針の中で、交通環境の整備について、都市機能の向上、市民生活や産業物流など経済活動、情報交流を安全、円滑に行うため、広域幹線道路の整備を初め、地域内の幹線道路・生活道路など交通網の整備を計画的に整備します。

  平成14年度末の全線開通を目指して、南阪奈道路事業の促進に努め、あわせて八尾富田林線も事業促進に努めます云々とあります。

  私が羽曳野市を大きく俯瞰しますと、幹線道路として、東側に南北に延びる外環状線と旧国道170号線、北側に東西に走る府道堺大和高田線、そして南側に東西に延びる幹線道路として南阪奈道路となります。そして今、大きく期待をされている幹線道路が、西側を南北に計画されている府道八尾富田林線であります。

  この道路は、災害が発生した場合を想定して、大阪の防災基地としての八尾空港とこちら方面を結ぶ救援目的の道路でもあり、道幅は32メートルという大型道路でございます。

  そしてこの路線は、八尾から藤井寺を通り、島泉から近鉄の高鷲駅の東側を交差して、伊賀、はびきの5、6丁目を通り、桃山台、学園前、河原城を通過して美原町までの計画となっております。

  この道路が完成いたしますと、西側の利便性の向上に大きく寄与するものとなり、悪化しつつある交通渋滞の緩和並びに災害時に我が市民を守る重要な道路となります。

  最近の経済情勢を見ると、厳しきものがあるとは思いますが、何としても計画どおりの実行に力を入れていただきたいと思いますが、市長としてのその見通しとご決意のほどを聞かせていただきたいと思います。

  また、今後計画されている幹線道路等の整備が進むと、市外部とのアクセス、交流がますますスムーズになり、利便性の向上が図られるとともに、住環境、生活環境との共生、安全対策等が重要になってくるものと思われます。

  先ほどの小田議員の質問にもありましたように、市の観光行政が進みますと、人が集まる魅力あるまちをどのように築き上げていくかが大変大事であろうと思います。

  そこで、平成5年4月、私たち羽曳野市民が、よりよい生活環境の中で快適な毎日を過ごせることを願って、羽曳野市環境美化条例が施行されました。

  また、それに伴う形で、不法看板等の撤去を目的とした、地域住民のボランティア活動による指導員登録制度が行われていますが、この環境美化条例施行から現在に至っての現状と、登録員制度についての参加活動状況並びに今後の行政としての取り組みについてよろしくお願いいたします。

◎答弁 生活環境部長(西山進君)

  新岡議員の質問にお答えします。

  環境美化条例についてでございます。違反広告物に対する状況、参加等につきましてご答弁させていただきます。

  この条例は、これまでに市民の皆さんから寄せられた市民生活上の苦情、相談を市政に反映させ、積極的に環境を美化し、気持ちよく生活していただくための基本となることを挙げております。

  ともあれ、自分が気がつかなかったうちに他人に迷惑をかけていることがあります。常に相手の身になって豊かな市民生活を送るための良識、常識の確認をするものでございます。

  違法屋外広告物追放登録制度につきましては、羽曳野市の環境美化条例の第26条の規定に基づき、羽曳野市内の違反屋外広告物を追放するために違反屋外広告物追放登録員を認定し、地域住民と市が一体となって、路上に無秩序に掲示されておる張り紙、張り札などの、立て看板の違反屋外広告物の一層除去を推進して、都市環境の保持並びにマナーの向上を図ることを目的とし、実施したものでございます。

  現在の登録員数は266名で、撤去枚数は、平成12年11月から実施しまして、この5カ月間で4,391枚の撤去をしていただいております。この分につきましても、撤去物につきましては市が回収しておるところでございます。

  また、愛玩動物の管理等につきましても、ペットのふん始末につきましては、ペットトイレを市内103カ所に設置して、年間114トンものふんを回収し、各住民の方に喜んでいただいておるところでございます。

  また、この11月は環境美化行動月間で、毎年11月の第1日曜日に、「クリーンの日 ごみゼロ」と定め、本年度は11月4日に市内一斉清掃を実施しております。12年度のごみの回収は88トンでございます。今回におきましても、市民の方々のボランティアによりまして回収等やっていきたいなというふうに考えておりますので、よろしくご理解のほどお願い申し上げます。

◎答弁 市長(福谷剛蔵君)

  八尾富田林線の進捗状況並びに今後の方策に関してご報告を申し上げたいと思います。

  今までの総合基本計画並びに事業の推進の中でご説明申し上げましたとおり、八尾富田林線の1期工事、羽曳野市にとりましての1期工事といたしましては、府道堺大和高田線から北側、藤井寺の自動車学校の方に向けましての区間、そして同時に郡戸古市線ということであるわけでございますが、そのところから以南、ちょうど南阪奈道路まで、それがちょうど第1工期区間でございます。

  この事業の本年度の予算がつきまして、今買収事業をさせていただいておりますが、ことしじゅうに大体90%近く用地買収が完了するものと、かように思っておるところでございます。

  そして、一日も早く南阪奈道路が供用開始いたします平成14年度末、すなわち15年の春ぐらいになるであろうと思うわけでございますが、それに合わせて八尾富田林線の開通もさせていただき、渋滞等のないように、便利なように皆さん方に使っていただける道路行政のあり方としていきたいと思っております。

  第2工区は、ちょうど先ほど言いました北側では堺大和高田線から、そして羽曳野の市道郡戸古市線までの間でございまして、この区間にはちょうど近鉄線があるわけでございますが、近鉄線を平面で越えるか、アンダーで越えるか、上を越えるかという協議は府と市と藤井寺市とともにさせていただいたところでございます。

  結果的には、やはりアンダーでくぐるのが一番いいだろうという結果が出ておるところでございまして、アンダーでくぐりましても、その路線の幅の買収並びにその上の利用等考えまして、やはり買収事業はしていかなきゃならんということで、先行買収的に奥野建材さんと、そしてまた、いろいろ家が建つとか、文化住宅を建てられるとかいう申請が出てまいりましたときに、先行的に買収をさせていただいておるところでございます。

  そんなわけで、第1工区をちょっとでも早く完了し、第2工区に関しましては、ちょうど藤井寺と高鷲との駅の整合もあるわけでございます。

  並びに、今後、2015年に地下鉄網の整備というのが、大阪府並びに建設省――旧の建設省でございますが、のっておるところでございまして、この地下鉄の整備もあわせて積極的にやっぱりやってもらわなければならないところでございまして、これを進めてもらおうと思っております。

  また、第1工区が完了いたしますと、さつき野住宅の方から、そして羽曳が丘を通りまして、ちょうど郡戸大堀線まで、すなわち高鷲の駅から南へどーんと向いて行きましたら、島田病院の東っ側で、豊川病院のとこへ出てきますが、豊川病院のところからずうっとその辺一帯が府道西藤井寺線でございまして、その路線の整備と、もともと羽曳野市がつくっております。

  島泉河原城線、この整備を同時に進めることによって、今後、高鷲の駅にバスが導入というところに関しまして、羽曳野市内の学園前や、そして羽曳が丘に関しましては、現在の方策でいろいろとバスは導入していけますが、今後の美原町、さつき野方面からの人の集まる方法と、また導入と、誘導という立場からは、やはりそれをうまく整合させていくことによって、よりその道路が有意義に使えるということを考えておるところでございまして、もちろん、八尾空港からの防災道路としての役割、そしてまた地下鉄網の整備としての路線と。

  そして私ども、新しいバス路線をちゃんとつくっていく基本というところからは、どんなことがあっても早く事業推進を図っていかなければ、活力ある、そしてまた、みんなに便利な道路、安全で安心して暮らしていけるまちづくりに寄与できないものと考えておるところでございまして、いろいろこれから大変楽しみのある道路でございますが、大阪府の方がなかなか財政危機とか何とか申しておりますが、これはもう既に国費の方はついておる事業でございまして、これからも国からの予算を多く導入をしてくることによって、一日も早く道路の整備をしていきたいと、かように思っておるところでございます。よろしくご理解ください。

◆再質問

  再質問をさせていただきます。

  ただいま福谷市長からお話があったとおり、非常に楽しみにいたしております。

  この八尾富田林線を利用して、今市長からお話がございましたけども、地下鉄、一応谷町線と聞いておるんですけども、この延伸をさせる計画があるということでございます。

  2015年の着工予定と聞き及んでいますけども、そしてこの地下鉄の駅ですけども、我が羽曳野市の中に一応3カ所計画されていると聞いております。

  今まで、南大阪は近鉄で独占されてきました。この地下鉄が通れば競合が起こり、より以上のサービスが提供されることとなって、羽曳野市民として大変夢のある、また大きくその実現を期待する事業と言えると思います。もちろん、住環境に優しい安全で利便性の高いものにしていかなければなりません。

  そこで、この地下鉄延伸計画も実現に向けて、この沿線に接する近隣市との共同歩調が必要と思いますけども、この点、各市の担当部課及び市長間での調整、話し合い等はどのような状態なのか、お示し願えればありがたいと思います。

  それから、環境美化条例につきましてボランティア活動、これは市の行政の補助と住民一人一人の我が地域の美化意識の連帯と高揚に大変重要と考えておりますけども、本来行政がもっと頑張り、職員が効率よい仕事に努力を重ねていくべきと考えています。

  また、万一このボランティア活動を通じて交通事故などの諸事故が起こった場合、市として、どのような対処と補償制度があるのか、お聞かせ願いたいと思います。

  さらに、これに関連して、大阪府のプロジェクトとして、ボランティアによる道路の継続的な清掃・緑化運動の推進に向けて、大阪府アドプト・ロード・プログラムという企画があります。

  これは大阪府が管理する道路の一定区間において、大阪府と関係市町村が協力して、地元自治会や企業等の団体が独自に清掃や緑化等のボランティア活動を支援し、地域に愛されるきれいな道路づくりや地域の環境美化に取り組むことを目的とした活動とあります。

  平成12年8月より試行的に実施されているそうですが、この大阪府のプロジェクトに対して、羽曳野市としての考えをお聞かせ願えればと思います。

  以上でございます。よろしくお願いします。

◎答弁 企画財政部長(私市芳秋君)

  新岡議員の再質問にご答弁申し上げます。

  地下鉄2号線と、そして八尾富田林線との関係で協議はどういうふうに進んでいるかということでございますが、先ほど市長もご答弁申し上げましたように、この地下鉄2号線の延伸ということについては、何といいましても八尾富田林線が一番の基本になってこようかと思います。

  それとあわせまして、羽曳野市の中でも総合基本計画に基づきまして、沿道地域の市街地整備ということも羽曳野市は羽曳野市でやっていかないかんと。

  そうすることによって、人が集まってくる都市、市街地ということが進みますと、やはり地下鉄に対する呼び込みということもうまくいくんではないかというふうに思います。

  しかし、一番の基本は八尾富田林線ができ上がってくる、それが一番基本というふうに思います。
  そこで、この地下鉄につきましては、八尾富田林線が近鉄線をどういうふうに越えるかというようなことを中心にしまして、近鉄と話し合いますにつきまして、大阪府と羽曳野市と藤井寺市の間で協議会という形をとっております。

  その中で協議を進めていっております。

  そしてまた、その中でも藤井寺市と共同できるような事業がどんなことができるかということにつきましては、特に藤井寺市とは広域行政推進協議会の中で両市の協議会、特別な協議会というのを結成して協議を進めていっているという状況でありますので、よろしくご理解をお願いしたいと思います。

◎答弁 生活環境部長(西山進君)

  新岡議員の再質問にお答えいたします。

  美化条例の件でございます。ボランティアの活動を通じ、交通事故などの諸事故が起こった場合、市としてどういうような対処と補償制度があるのかということでございます。

  これにつきましては、登録員になっていただいた方々にボランティアの傷害賠償保険の加入と、また身分証明書、腕章、撤去用具などをそろえ、お渡しし、撤去活動に取り組んでいただいております。

  このボランティア活動についての傷害賠償につきましては、ボランティアの活動のために自宅を出てから帰るまでということも含んでおります。また、ボランティア活動中の事故ということも含んでおります。

  それと、大阪府のアドプト・ロード・プログラムということに対し、羽曳野市としてのお考えということでございます。

  市といたしましては、美化条例につきましては、ボランティア団体の育成も含め、道路、公園など、大きな視野で地域住民と市が一体となって調整をし、環境美化に今後取り組んでいきたいなというふうに考えておりますので、よろしくご理解のほどお願いいたします。

◎答弁 市長(福谷剛蔵君)

  ちょっと補足をしておきたいと思います。

  八尾富田林線に関しましては、藤井寺市、そして羽曳野市、富田林市、美原町、この3市1町によりまして建設促進期成同盟を、同盟会をこしらえております。

  そして年に2回、いろいろと陳情並びに総会等もさせていただいておりますし、事務担の主担者会議を持ちまして、いろいろと協議、調整をさせていただいておるところでございまして、先ほど企画財政部長も答えましたとおり、道路をやはり一刻も早くつけるのが急務でございます。

  その後また地下鉄網の整備ということにのせてもらわないかんと、かように思っております。

  そして、アドプト・ロード・プログラムでございますが、プロジェクトでございますけども、大阪府、割とこんな名前つけるの好きなんです。

  大阪府にはちゃんと環境条例があるんです。条例を大阪府がつくった限り、各43の市町村に、これをやはり大阪府と連携をとって守っていくようにやっていこうよと言うてくれたらいいんですが、条例だけつくってほったらかしなんです。

  ですから、私ども羽曳野市におきましては、環境美化条例をみずからつくらせていただいて、そして上級条例とも連携をとって、より充実をさせてやっていこうというのが、平成4年につくりました環境美化条例なんです。

  日ごろから、国道とか、府道とか、市道とかいろいろあるわけでございますが、昔は、昔の体制のときには、あの道路、府道のところに水が噴いております、ごみがたまって水が流れなくなってますと言うただけで、府の方へ連絡しますと言うだけなんです。

  また、府の方は、こんなん市ですることないや、府の方でやろやないかと言うて、そんな縄張り意識が割と強かったんです。

  ですが、私はこの羽曳野市内に国道であれ、府道であれ、住民の税金を使ってつくった道路、それもみんなが、また国道なれば国民が、府道なれば府民が、府民はすなわち府民であり、国民であり、市民である私たちが便利に使い合いするためには、一番先端行政を担う羽曳野市が、そういう道路の日ごろから心がけて管理をしていく、すなわち雑草が繁茂して道路が見にくい、死角になるというようなところは、こちらからみずから刈りに行こうということで、大阪府の道路でありましても、国道でありましても、こちらの方でそういう交通安全対策等、みずからの手によってやらせていただいてるのがうちの羽曳野市でございまして、すなわちアドプト制度とか、そんなんはもう言わんでもうちの市の方はやっておるというふうな感覚で行政を進めておるのがこの羽曳野市でございます。

  ですから、幾ら制度をこしらえましても、それを実施をしなければ何にもなりませんので、要はプラン・ドゥ・シーでございまして、いろいろと計画から実施し、あと評価に結びつけていくようなそういう事業の推進をやる。

  そんな中で、やはり地域の住民の皆さん方が、より便利に、安心して安全で暮らしていけるような行政はどうあるべきかということから眺めた場合、府道も、国道も、市道もないんです。

  みんなが安全に、きれいな道路をつくっていかなきゃならんという観点で進めさせていただいてんのが、うちのこの羽曳野市でございますので、よろしくご理解いただきますようお願いします。